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面白い小説はBLでもSFでも面白い!スペースオペラなBL

「待っていろ。今、骨抜きにしてやる…」
「でも、抱き心地はわるくねぇなぁ」
なんじゃ~!!この帯の煽り文句は・・・(*´Д`)
めっちゃ二人らしい!
二度目言いますね。

本当に面白い小説はBLでもSFでもサスペンスでも面白い!

私はこの小説に出会えて幸せです♡
「青の軌跡」は1995年1月に出版されました。
今は2016年2月・・・・なんと!20年も前に出版された小説です。
結婚してBLから離れていた私。
現在は再びこの空白の期間を埋めるようにBLばかり貪るように読んでます。
しかしジャンル分けされてる中でもBLはピンキリの激しいジャンルかもしれません。
しかし狭いジャンルでもあるので、好みの小説に出会う確率は高いのかもw
古いものだろうが新しいものだろうが 手あたり次第に読む!
このスタイルで大正解でした♡
めちゃめちゃ面白いシリーズ小説に出会う事が出来ました♡

更に! 今読めて幸せです。
本編完了までに約15年の月日が流れております💦
こんな面白い小説、
15年も待たされたら気が狂います
本当に今更ですが、今読めて良かったです!

ここ最近、BL熱に浮かされて、漫画をほぼ800冊以上、小説もぼちぼち読んできました。
中でもこの青の軌跡シリーズは文句なしに面白い
最近読んだ中では一番!と言っても過言ではありません。
疑うなら他のレビューを読んで御覧なさい。
どこのレビューもべた褒めですよ♡

ストーリー、設定、キャラクター、心理描写、どれをとっても秀逸です。
考えた久能千明さん、天才なんじゃないでしょうか。

バディ=信頼できる協力者としての二人の関係性

表題の「青の軌跡」は13冊のシリーズの中の最初の2冊です。
BLらしいドタバタもありつつ、主人公である三四郎とカイの人となり、話の舞台の環境がどういったものなのか、どんな問題をはらんでいるのか・・・そういった事が良くわかる話になっています。

くどいようですが、「青の軌跡」シリーズはSF《スペースオペラ》としてもBLとしても面白いです。
BLにSFも好きだよ…って人には本当にお薦めですが、SFが苦手だよ・・・って人もきっと楽しめると思います。
何故なら 全編通してSFは単なる設定であり、三四郎とカイの人間ドラマとして話が進んでいくからです。

本編最後の「タイトロープダンサー」まで読んで分かることですが、キャラクター設定が揺るぎなく、この小説は三四郎とカイの成長物語、互いを本物のバディ(・・・これは後で説明します)と認め合うための物語であると言っても過言ではありません。そして話を面白くするためのエッセンスとしてSFといった手法が使われているのです。
勿論、BLとしての肝心の萌えもふんだんにあります
いやもう、ここ大事ね( *´艸`)
私はもう、三四郎とカイの虜です。
青の軌跡読んで、もう、全部ね、外伝のカデンツァまで全部揃えました!
(*´Д`)~~♥♥
cbm_blue


~以下、ネタバレも含みますのでこれから読んでみようと思う方はお気を付けください・・

このSF小説で大切な設定としての核 「バディ」システム

☆バディシステムとは?☆

連邦のマザーコンピュータが心身共に最高の相性であると判断したベストコンビ。技術者として船の航行からメンテナンス、時には兵器までもを管理するハード担当の武官と、外交権を持ち連邦との連絡を取ってその指示に従うべく指揮を執るソフト担当の文官の、2人を1組とする。文武の区別はあるが、基本的にはどちらもこなせるプロ中のプロが選ばれる。(Wikipediaより抜粋)

 ↑これ重要です!

メンタル、フィジカル共に職務でも 性格も ベッドでも! 相性バッチリ!の二人がコンピュータによって選ばれて宇宙船に眠らされて(コールドスリープ)乗船させられるのです。
なんと別名、極楽飛行w(´艸`*)
 
ところが、どんな美人がバディに選ばれたのかとワクワクする三四郎と共に目覚めたカイは男性だった…俺はゲイじゃない!騒ぎ立てる三四郎、ここから物語は始まります。
 
この二人、性別に問題があっても性格は合うのかと言えばそうではなく、三四郎は自由奔放で野性味のあるイイ男で傭兵という職業柄ドライな処もあります。
一方、カイは自分にも他人にも厳しいエリート、更には美しい。
お互いに妥協とか譲り合いの精神は全く持ち合わせていません。
一体この二人がどうやって近づいていくのか…

ここにBLの醍醐味の萌が~'`ァ(*´д`*)'`ァ♡♥

カイはルナンと呼ばれる純粋の希少人種です。
またルナンはカレイドスコープアイと呼ばれる万華鏡のような瞳を持っています。男女問わず誰しもが惹かれ、そしてエピキュリアン(快楽主義者)で、性的モラルを持たない社会生活不適応者と説明されます。
 
カイは自分がルナンであることを憎み、厳しく自分を律し、ストイックに生きようとします。更にはルナンである自己を殺したいと願う自殺願望もあります。そしてルナンはエムパス(感情感応)を持っています。
普通の人間であればはカイに触れるたり寄り添おうとすると カイの負の精神にに引きずられてしまうのですが、三四郎は健全で強靭な精神を持っており、カイの負の感情に対して耐性を示します。そして三四郎はそんな自分を激しく憎悪するカイの感情と自殺願望を見抜き、カイに惹かれながらも嫌悪します。

このバディシステムとカイの自己憎悪、三四郎のカイに対する複雑な感情、これが物語の核になります。
 

バディという対等で補強し合う関係が良い。

ストイックなカイですが、決して四角四面ではなく、冷徹な中に優しさがあり、プライドが高く、時には感情をほとばしらせる、とても魅力のあるキャラクターです。三四郎が惹かれるのも良くわかります。
対する三四郎もカイの危うさに気付き、バディではないと言いながら、あらゆる場面でカイに正面からぶつかり、そんな自殺願望のある奴にかかわりたくないと思いながらもカイに惹かれて行きます。
また三四郎は、いくつもの修羅場をくぐりぬけてきた傭兵ですから、粗暴で粗野、どこかしら普通の人間と感じ方がずれていて、決してカイを甘やかすということがありません。
 
BLだとどちらかが保護者、被保護者のような関係になってしまいがちですが、二人ともお互いを補い補強し合う対等な関係なのもこの小説の好きな処です。

カイは美しい人ですが、決して女性的ではないんです。
ここ、私にとって非常に大切な処です。
受けで女性的…になってしまうのは少し苦手です。
まぁ、それが絶対イヤだとは言いませんが、私としては受けも攻めも男性とか青年として魅力的であってほしい。
これが、私のBLのカップルで萌えるか萌えないかのカギかもしれません。

しかし、ルナンなのでベッドの中では・・・・三四郎メロメロですよん♡萌え♡'`ァ(*´д`*)'`ァ
 
更には三四郎とカイの心理描写が秀逸で何故二人がお互いぶつかり合いながら徐々に惹かれ合っていくのかがとても良く読み手にわかるのです。
私のように今までこの小説を読まずに来た方は、本当に幸せだと思います。
一気に13冊分の三四郎とカイを堪能できるんですから♥ 
是非興味を持った方は一読されることをお勧めいたします(*´ω`*)
「青の軌跡」から「タイトロープダンサー」まで長い道のりですが、どう二人の関係が変わっていくか、是非お手に取ってご覧頂けたらと思います。
最高に面白いシリーズ小説であることは間違いありません!
そして私はイラストを手掛けてる沖麻実也 さんの三四郎とカイが大好きです。
イメージピッタリで凄く素敵♡
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☆青の軌跡シリーズ一覧・順番

  1. 『青の軌跡』上巻 
  2. 『青の軌跡』下巻 
  3. 『カタルシス・スペル』
  4. 『クリスタル・クラウン』上巻 
  5. 『クリスタル・クラウン』下巻 
  6. 『バロック・パール』 
  7. 『ペルソナ ノングラータ』 
  8. 『ファントム ペイン』 
  9. 『タイトロープダンサー』STAGE.1 
  10. 『タイトロープダンサー』STAGE.2
  11. 『タイトロープダンサー』STAGE.3 
  12. 『タイトロープダンサー』STAGE.4 
  13. 『タイトロープダンサー』STAGE.5 
  14. 『カデンツァ』1-7巻
現在は番外編としてカデンツァ7巻まで出版され、完結しました♥
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